Penguin Readers の Level 2の8冊目は、
イギリスの小説家
チャールズ・ディケンズ(1812.2-1870.6)の
小説『クリスマス・キャロル』(1843.12 出版)を読みました。
ディケンズ31歳のときの作品です。
Charles Dickens
A Christmas Carol
Retold by Michael Dean
(Penguin Readers Level 2)
2008年刊(8,882語)
夏の暑い盛りですが、
老人スクルージの生きなおしを主題としたお話なので、
クリスマスでなくても十分楽しめました。
2012年2月に、
マクミラン・リーダーズでも読んでいるので、
やさしい英語版で2度目の
『クリスマス・キャロル』となりました。
翻訳はいろいろ出ていますが、
原文に癖があるのか、皆さん苦労されていて、
なかなか納得のいくのに出会えていません。
今回はぜひ完訳をと思っていくつか手に取りましたが、
結局 落ちついたのは、
村岡花子訳(村岡美枝・恵理改訂)
『クリスマス・キャロル』
(新潮文庫、平成23年11月)
でした。これは、
村岡花子訳『クリスマス・カロル』
(新潮文庫、昭和27年11月。改版、昭和63年7月)
をもとに、
必要最小限度の改訂を加えたもので、
活字もかなり大きくなっており読みやすいです。
原作者以外による改訂には異論もあるでしょうが、
原訳では多少の古さを感じさせていた部分が、
装いを新たに、今読んでもわかりやすく生まれ変わっていて、
この改訂は成功していると思いました。
今気になっているのは、
個人によるディケンズ長編の全訳を成し遂げられた
田辺洋子氏が翻訳された、
クリスマス・ブックス
『クリスマス・ブックス』
(渓水社、平成24年)
です。
定価6500円(税別)と結構な値段なのでまだ手に入れていませんが、
今後の定番となりうる訳なのか、
近々自分で読んで確かめたいと思っています。
※通算49冊目。計397,103語
やっと40万語に到達しました!
そろそろもう一つ上のレベルでも読めると思いますが、
まだこのレベルで何冊か読んでみたいタイトルがあるので、
50万語まではそちらを読んでいこうと思います。
※Wikipediaの「チャールズ・ディケンズ」「クリスマス・キャロル(小説)」の項目を参照。
※「ディケンズ・フェローシップ日本支部」のホームページを参照しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿