2014年7月14日月曜日

【読了】O.henry, One Thousand Dollars and Other Plays (OBW Stage2)

やさしい英語の本、通算79冊目、
Oxford Bookworms のStage2(700語レベル)の12冊目は、

アメリカの小説家
オー・ヘンリー(1862.9-1910.6)の短編集
『1000ドル』を読みました。


O.Henry
One Thousand Dollars
     and Other Plays

Retold by John Escott
(Oxford Bookworms Stage2)
This simplified edition (c)Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 2000
5,333語

収録作品は、
1) All that Money can Buy
2) One Thousand Dollars
3) A Night Out
4) Two Loaves of Bread
の4編です。

1) All that Money can Buy は、

「Mammon and the Archer」という原題で、
オー・ヘンリーが44歳の時(1906)に刊行された
第2短編集『The Four Million (四百万)』に収められました。

邦訳は、

大久保康雄訳
『O・ヘンリー短編集(一)』
(新潮文庫、昭和44年3月。40刷改版、昭和62年5月)
の中に「黄金の神と恋の射手」という邦題で収められています。

その他、

千葉茂樹訳
『賢者の贈り物』
(理論社 オー・ヘンリー ショートストーリーセレクション4、平成19年8月)
の中にも「お金の神さまとキューピット」という邦題で収められています。


2) One Thousand Dollars は、

そのままの原題で、
オー・ヘンリーが46歳の時(1908)に刊行された
第5短編集『The voice of the City (都会の声)』に収められています。

邦訳は、

大久保康雄訳
『O・ヘンリー短編集(二)』
(新潮文庫、昭和44年3月。39刷改版、昭和62年12月)
の中に「千ドル」という邦題で収められています。

その他、

千葉茂樹訳
『千ドルのつかいみち』
(理論社 オー・ヘンリー ショートストーリーセレクション7、平成20年1月)
の中にも「千ドルのつかいみち」という邦題で収められています。


3) A Night Out は、

「Lost on Dress Parade」という原題で、
オー・ヘンリーが44歳の時(1906)に刊行された
第2短編集『The Four Million (四百万)』に収められています。

邦訳は、新潮文庫版には未収録ですが、


千葉茂樹訳
『マディソン街の千一夜』
(理論社 オー・ヘンリー ショートストーリーセレクション6、平成19年11月)
の中に「パレードのしくじり」という邦題で収められています。


4) Two Loaves of Bread は、

「Witches' Loaves」という原題で、
オー・ヘンリーが亡くなった翌年(1911)に刊行された
短編集『Sixes and Sevens(てんやわんや)』に収められています。

邦訳は、

大久保康雄訳
『O・ヘンリー短編集(二)』
(新潮文庫、昭和44年3月。39刷改版、昭和62年12月)
の中に「善女のパン」という邦題で収められています。

その他、

千葉茂樹訳
『魔女のパン』
(理論社 オー・ヘンリー ショートストーリーセレクション、平成19年6月)
の中にも「魔女のパン」という邦題で収められています。


  ***

どれもやさしい戯曲に書き直されています。

ふだん台本を読むことはないので、
却って読みにくく感じるところもあるのですが、

やさしい英語で書かれていますので、

場面場面を思い浮かべつつ、
軽めの読み物として楽しむことができました。

どれも初めて読みましたが、
思いがけない結末にニヤリとしながら、

オー・ヘンリー独特のカラリとしたユーモアを感じることができました。


※通算79冊目。計611,257語。

※オー・ヘンリー短編集の邦題(『四百万』『てんやわんや』)は、大久保康雄著「O・ヘンリーの生涯と作品」(『O・ヘンリー短編集(一)』新潮文庫)を参照しました。

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