塩野七生
『ローマ人の物語6 勝者の混迷[上]』
(新潮文庫、平成14年9月。初出は平成6年8月)
夏期講習をはさんだことから、
少し時間がかかりましたが、次の巻を読み終えました。
第一章 グラックス兄弟の時代
(紀元前一三三年~前一二〇年)
第二章 マリウスとスッラの時代
(紀元前一二〇年~前七八年)
内容を問われましても、
今回はじめて見聞きすることばかりですので、
気の利いた論評はできませんが、
大きな集団が前に進もうとすれば、
いろいろと足をひっぱりあって、後ろ向きな、
じれったくなる事柄がたくさん起きてくるのだな、
と感じて、勉強になりました。
興味深く、
1冊最後まで楽しませていただきました。
こうした本格的な歴史の叙述が、
文庫本で格安に手に入るのは、大変ありがたいことです。
今年のうちに後半のもう1冊読み終えて、
来年には、文庫本で6冊からなる
長編「ユリウス・カエサル」に挑戦しようと思っております。
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