2012年9月22日土曜日

【読了】L.Frank Baum, The Wizard of Oz (OBW 1)

やさしい英語の本、通算29冊目、
Oxford Bookworms の Stage 1 の 2冊目、

アメリカの作家
ライマン・フランク・ボーム(1856 - 1919)の
代表作『オズの魔法使い』(1900)を読みました。



Lyman Frank Baum
The Wizard of Oz

Retold by Rosemary Border
(Oxford Bookworms Stage1)
1998年刊(5,440語)

子どものころは、
どちらかというと冒険物に興味があり、
ファンタジー系の本はほとんど読まなかったので、
『オズ』は初めて読みました。

『オズの魔法使い』とは、
ライマン・フランク・ボームが1900年、
44歳のときに書いたファンタジーの名作です。

アメリカですぐに爆発的な人気を得、
ボームが亡くなるまで計14冊も続くシリーズとなり、
アメリカの児童書の画期ともなった作品だそうです。

今回、リトールド版であらすじを辿ってみて、
なるほど夢のある楽しい作品だと思いました。

ボーム本人の序文に、
「道徳」的な側面は置いておいて、
子どもたちを喜ばせるためだけに書かれたとありますが、

それは、
心痛と悪夢によって教訓をひきだすようなことはしない、
という意味なので、

楽しく読み進めていくうちに、
道徳的にも前向きな、良い影響を与える作品だと感じました。


シリーズは、
佐藤高子氏の訳で、
すべて翻訳されています。



1.『オズの魔法使い』The Wonderful Wizard of Oz(1900)
 (ハヤカワ文庫、昭和49年11月)

2.『オズの虹の国』The Marvelous Land of Oz(1904)
 (ハヤカワ文庫、昭和50年6月)

3.『オズのオズマ姫』Ozma of Oz(1907)
 (ハヤカワ文庫、昭和50年11月)

4.『オズと不思議な地下の国』Dorothy and the Wizard in Oz(1908)
 (ハヤカワ文庫、昭和60年4月)

5.『オズへつづく道』The Road to Oz(1909)
 (ハヤカワ文庫、昭和61年9月)

6.『オズのエメラルドの都』The Emerald City of Oz(1910)
 (ハヤカワ文庫、昭和51年12月)

7.『オズのつぎはぎ娘』The Patchwork Girl of Oz(1913)
 (ハヤカワ文庫、昭和52年12月)

8.『オズのチクタク』Tik-Tok of Oz(1914)
 (ハヤカワ文庫、昭和56年2月)

9.『オズのかかし』The Scarecrow of Oz(1915)
 (ハヤカワ文庫、昭和57年12月)

10.『オズのリンキティンク』Rinkitink in Oz(1916)
 (ハヤカワ文庫、昭和63年3月)

11.『オズの消えたプリンセス』The Lost Princess of Oz(1917)
 (ハヤカワ文庫、平成2年6月)

12.『オズのブリキの木樵り』The Tin Woodman of Oz(1918)
 (ハヤカワ文庫、昭和59年1月)

13.『オズの魔法くらべ』The Magic of Oz(1919)
 (ハヤカワ文庫、平成4年1月)

14.『オズのグリンダ』Glinda of Oz(1920)
 (ハヤカワ文庫、平成6年5月)

このうち『オズの魔法使い』のみ手に入れましたが、
よくこなれた美しい日本語の翻訳だと思います。

ただし、総ルビ付きではなく、
言い回しにも若干古さを感じさせるところがありましたので、
大人が読むのに適した翻訳といえるのかもしれません。


また現在、
復刊ドットコムからの新刊(!)として、
宮坂宏美・ないとうふみこ・田中亜希子の3氏によって、
オズ・シリーズの完訳が進行中です。



 1. 宮坂宏美 訳『完訳 オズの魔法使い』
  (復刊ドットコム、平成23年9月)

 2. 宮坂宏美 訳『完訳 オズのふしぎな国』
  (復刊ドットコム、平成23年10月)
   ※佐藤訳『オズの虹の国』

 3. ないとうふみこ 訳『完訳 オズのオズマ姫』
  (復刊ドットコム、平成23年12月)

 4. 田中亜希子 訳『完訳 オズとドロシー』
  (復刊ドットコム、平成24年1月)
   ※佐藤訳『オズと不思議な地下の国』

 5. 宮坂宏美 訳『完訳 オズへの道』
  (復刊ドットコム、平成24年3月)
   ※佐藤訳『オズへつづく道』

 6. ないとうふみこ 訳『完訳 オズのエメラルドの都』
  (復刊ドットコム、平成24年5月)

 7. 田中亜希子 訳『完訳 オズのパッチワーク娘』
  (復刊ドットコム、平成24年7月)
   ※佐藤訳『オズのつぎはぎ娘』

 8. 宮坂宏美 訳『完訳 オズのチクタク』
  (復刊ドットコム、平成24年9月予定)

 9. ないとうふみこ 訳『完訳 オズのかかし』
  (復刊ドットコム、平成24年11月予定)

10. 田中亜希子 訳『完訳 オズのリンキティンク』
  (復刊ドットコム、平成25年1月予定)

11. 宮坂宏美『完訳 オズの消えた姫』
  (復刊ドットコム、平成25年3月予定)
   ※佐藤訳『オズの消えたプリンセス』

12. ないとうふみこ訳『完訳 オズのブリキのきこり』
  (復刊ドットコム、平成25年5月予定)
   ※佐藤訳『オズのブリキの木樵り』

13. 田中亜希子 訳『完訳 オズの魔法』
  (復刊ドットコム、平成25年7月予定)
   ※佐藤訳『オズの魔法くらべ』

14. 宮坂宏美 訳『完訳 オズのグリンダ』
  (復刊ドットコム、平成25年9月予定)

15. 宮坂宏美・ないとうふみこ・田中亜希子 訳
 『完訳 オズの小さな物語』
  (復刊ドットコム、平成25年11月予定)
   ※邦訳初出版。短編集。

単独訳ではありませんが、
2、3年の間に全訳を仕上げようと思えば、
それは仕方のないことでしょう。

Amazonの「なか見!検索」で拝見する限り、
総ルビ付きの読みやすい日本語に仕上がっています。

まず最初に選ぶべき翻訳かもしれません。

問題があるとすれば、
1冊1,890円とかなり高価なことでしょう。
とりあえず近々1冊購入して、次を買うか考えようと思っています。


※計29冊 計238,897語。

0 件のコメント:

コメントを投稿