イギリスの作家
チャールズ・ディケンズ
(Charles Dichens 1812.2-1870.6)の
『クリスマス・キャロル(A Christmas Carol)』を読みました。
ディケンズ30歳のときの作品(1843.12 出版)です。
木村由利子 訳
『新訳 クリスマス・キャロル』
(集英社みらい文庫、平成23年11月)
ちょうど1年くらい前に、
やさしい英語の本
(Macmillan Readers の Elementary Level)
で初めて読み、
深い感銘を覚え、
近々翻訳をと思っておりました。
ただいくつか手にとってみると、
原文に独特の癖があるのか、
すんなり読み通せる翻訳は、
ほとんどありませんでした。
その中で、
ごく最近の木村由利子氏の訳は、
言い回しを多少やさしくしているものの、
ストーリーの省略はなく、
日本語の小説として、
楽しんで読み終えることができました。
もう一つ、
池央耿(いけひろあき)氏の翻訳は、
子どもが読むには難しそうですが、
大人が読むにふさわしい、こだわりのある、
良く練られた日本語に仕上がっていると思いましたが、
まだ読み終えていません。
池央耿(いけひろあき)訳
(光文社古典新訳文庫、平成18年11月)
その他、翻訳を調べた分掲げておきます。
清水奈緒子 訳
(ポプラポケット文庫、平成17年11月。
ポプラ社〔世界の名作文庫〕平成15年11月)
脇明子 訳
(岩波少年文庫、平成13年12月。
岩波書店〔愛蔵版〕平成21年10月に再録)
伊藤広里 訳
(近代文芸社、平成8年12月)
もきかずこ 訳/ロベルト・インノチェンティ 絵
(西村書店、平成3年12月)
夏目道子 訳
(金の星社〔フォア文庫〕平成3年11月。
初出、金の星社〔世界の名作ライブラリー〕平成元年12月)
吉田新一 訳/リスベート・ツヴェルガ― 絵
(太平社、平成元年12月)
小池滋 訳
(新書館、昭和60年11月)
こだまともこ 訳
(講談社青い鳥文庫〔新装版〕平成19年11月)
初出、講談社青い鳥文庫〔旧版〕昭和59年11月。
再録、講談社〔少年少女世界文学館〕昭和62年11月。
再録、講談社〔21世界版少年少女世界文学館〕平成22年11月)
八木田宜子 訳
(集英社〔少年少女世界名作の森〕平成元年11月。
初出、集英社〔少年少女世界の名作〕昭和57年11月)
中川敏 訳
(集英社文庫、平成3年11月。
初出、集英社〔世界文学全集15〕昭和50年10月)
村山英太郎 訳
(岩波少年文庫、昭和42年12月)
村岡花子 訳
(新潮文庫〔新装版〕平成23年12月。
初出、新潮文庫〔旧版〕は昭和27年11月。
再録、河出書房新社〔世界文学の玉手箱〕平成6年12月)
英語のリトールド版も
まだほかにも出ているようなので、
近々読もうと思っております。
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