2013年1月16日水曜日

【読了】江戸川乱歩 『少年探偵 少年探偵団』


江戸川乱歩 著 『少年探偵 少年探偵団』
(ポプラ文庫、平成20年11月
 初出、『少年倶楽部』昭和12年1~12月。
 単行本の初出、
 ポプラ社〔少年倶楽部 江戸川乱歩全集〕昭和39年8月。
 再録、ポプラ社文庫、昭和51年11月。
 再録、ポプラ社〔新 少年探偵〕平成10年10月。
 再録、ポプラ社〔文庫版 少年探偵〕平成17年2月)

 ※書誌は Wikipedia の「江戸川乱歩」の項目と、
  ポプラ社のホームページを参照しました。

江戸川乱歩(1894.10-1965.7)さんの
少年探偵シリーズ第2作目『少年探偵』を読みました。

乱歩43歳のときの作品です。


思いのほか楽しめた前作と比べると、
多少展開に苦慮しているような感もあり、

インド人への蔑視も不愉快で、
お世辞にも傑作だとは思えませんでした。


続編を求められるとは思わなかったところが、
予想外にヒットしたため、

色々と試行錯誤して書き上げた作品のように感じました。


でもそんな細かいことを気にせずに、
少年時代にもどった懐かしい気持ちで、

わくわくどきどき楽しむのが、
恐らく正解なのでしょう。


ところどころ、
なんか変だなと思いつつも、
あっという間に最後まで読み終えていたことも確かです、

一昔前の
日本語の美しさを味わえるのも、
乱歩ならではでしょう。


次回作はきっと、
嬉しい驚きを味わえるはずと思って、
次へと進みます。

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