2013年11月20日水曜日

【読了】Tim Vicary, Multiny on the Bounty (OBW Stage1)

やさしい英語の本、通算56冊目、
Oxfprd Bookworms の Stage1の12冊目は、

イギリスの作家
ティム・ヴィカリー(1949-)が執筆した歴史小説
『バウンティ号の叛乱(Mutiny on the Bounty)』
を読みました。



Tim Vicary
Mutiny on the Bounty

(Oxford Bookworms Stage1)
This edition (C) Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 1994
5,825語


「バウンティ号の反乱」については、
これまで全く知りませんでした。

 18世紀末に、
 イギリス海軍のバウンティ号で起こった
 艦長に対する反乱事件

と言ってしまえば簡単ですが、

バウンティ号が
タヒチ島から西インド諸島へと
パンノキを運ぶ任務を果たす途中での反乱であり、

追放されたブライ艦長以下13名が、
小さな救命艇で41日かけて無事に生きのびたこと、

鎮圧に向かったバンドラ号によって
反乱者の大部分は逮捕され、イギリスで軍法会議にかけられたこと、

反乱の首謀者クリスチャンたちは、
ピトケアン諸島に逃げ延びていたことが
20年近くたってから確認されたこと、

などなど、

実に興味をそそられる内容で、
より詳しく知りたくなりました。


調べてみると、
何度も映画化されていて、
イギリスでは有名な事件のようです。

事件に取材した本も、
少し調べてみるだけで以下の邦訳が見つかりました。


ブライアン・フリーマントル著
新庄哲夫 訳
『バウンティ号の叛乱』
(原書房、平成8年2月)


ベンクト・ダニエルソン著
山崎昂一 訳
『帆船バウンティ号の反乱』
(朝日新聞社、昭和57年9月)


リチャード・ホフ著
金田真澄 訳
『バウンティ号の叛乱』
(フジ出版社、昭和50年)


チャールズ・ノードホフ
ジェームズ・ノーマン・ホール著
白石佑光 訳
『バウンティ号の反乱』
(新潮文庫、昭和38年)


チャールズ・ノードホフ
ジェームズ・ノーマン・ホール著
由良君美 訳
『戦艦バウンティ号の反乱』
(角川文庫、昭和38年)


高柳春之助 訳
『ノードホフ=ホール選集〈第2・3〉バウンティ号の叛乱〈上・下〉』
(岡倉書房、昭和25年8月)


この中から、近々1冊選んで読んでみようと思っています。


  ***

筆者のティム・ヴィカリー氏は1949年、ロンドン生まれ。

イギリスのヨーク大学(University of York)にある
ノルウェー研究センター(Norwegian Study Centre)で、
大学教員を勤めながら作家活動を展開されている方です。

大人向けの本格的な小説のほか、
隣国ノルウェーからの留学生を受け入れるための施設で、
留学生向けにやさしく書き下ろした英語の本を出版されているようです。



※通算56冊目。計458,526語。

※Wikipedia の「バウンティ号の反乱」を参照。

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