オックスフォード・ブックワームズのステージ2(700語レベル)の19冊目は、
イギリスの小説家
イーディス・ネズビット(1858.8-1924.5)の
小説『砂の妖精』を読みました。
著者44歳の時(1902)に刊行された作品です。
Edith Nesbit
Five Childern and It
Retold by Diane Mowat
〔Oxford Bookworms Stage2〕
This simplified edition (c) Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 1995
5,945語
昨年12月に、
ペンギン・リーダーズのレベル2(600語レベル)で
『鉄道きょうだい The Rialwat Children 』を読み終えて以来、
2冊目のネズビットです。
原題を直訳すると、
「5人の子供達とそれ Five Children and It 」
となりますが、
「それ」とは、
砂場で出会った風変わりな妖精サミアドをさしているので、
邦題を『砂の妖精』としているものが多いです。
『鉄道きょうだい』で感じた、
古き良き時代のイギリスのほのぼのした雰囲気はそのままに、
妖精サミアドがいい味を出していて、
こちらの方がより一層楽しめました。
ファンタジーとはいっても、
それほど突拍子もない世界が繰り広げられるわけではなく、
トトロのように懐かしい感じがする作品でした。
翻訳は石井桃子(いしいももこ)氏と
八木田宜子(やぎだよしこ)氏のを手に入れました。
石井桃子訳
『砂の妖精』
(福音館文庫、平成14年6月)
※初出は角川文庫、昭和38年1月。
角川文庫を改訂増補し、福音館書店、平成3年10月〔単行本〕に再録。
砂の妖精 (講談社 青い鳥文庫)
八木田宜子訳
『砂の妖精』
(講談社青い鳥文庫、昭和59年11月。新訂版、平成8年11月)
どちらもふつうに読める翻訳ですが、
八木田氏のほうが完訳に近い分、
言い回しに多少まどろっこしいところがあったので、
とりあえず石井氏のほうから読み始めました。
読み終え次第また報告します。
※通算86冊目。計658,497語。
※Wikipediaの「イーディス・ネズビット」を参照。
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