MMRシリーズの15冊目は、
フランスの小説家アレクサンドル・デュマの作品から、
『鉄仮面』を読みました。
Alexandre Dumas
The Man in the Iron Mask
Retold by John Escott
(Macmillan Readers Beginner Lever)
2000年刊(9,055語)
デュマといえば『三銃士』なのでしょうが、
残念ながら、少年時代に読む機会を得ぬまま、
今に至りました。
『三銃士』には続編があり、
『鉄仮面』はその一部です。
全体は『ダルタニャン物語』としてまとめられ、
第1部 『三銃士』(1844年)
第2部 『二十年後』(1845年)
第3部 『ブラジュロンヌ子爵』(1850年)
からなるそうです。
『鉄仮面』はこのうち第3部の、
最後の2冊分の内容を要約してあります。
最初、フランス語の人名の読み方がわからず、
少し苦労しましたが、冒険物の面白さは
それなりに味わうことができました。
全訳はかつて
鈴木力衛 訳(講談社文庫、昭和50年)全11冊
が出ましたが、絶版になり、
現在はfukkan.comから単行本で復刊されているようです。
(実物は見ていません。)
小中学生の時に、
全11冊がどどーんと、
自宅の本棚にならんでいたなら、
夢中になって読んでいたのでしょうが、
現在2万数千円かけて、全巻揃えるのはちょっと考えます。
ちなみに、
小説『椿姫』で有名な、
同姓同名のアレクサンドル・デュマは彼の息子であり、
『三銃士』の方を大デュマ、
『椿姫』の方を小デュマと呼ぶことがある、
と先ほど知りました。
『三銃士』と『椿姫』が初めてつながりました。
※計15冊 計124,624語。
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