2012年1月31日火曜日

【読了】Charles Dickens, The Signalman and The Ghost at the Trial (MMR Beginner)

やさしい英語の本、
MMRのシリーズ14冊目、
チャールズ・ディケンズの作品集、
幽霊物の短編2作をまとめた1冊です。



Charles Dickens
The Signalman and The Ghost at the Trial

Retold by F.H.Cornish
(Macmillan Readers Beginner Lever)

1998年刊(10,374語 YL1.8)



ディケンズは前回、

『二都物語』のリトールド版を読みました。
今回の1冊には短編2作、

“The Signalman”と“The Ghost at the Trial”

のリトールド版が収められていました。

詳しくは調べていませんが、

前半のは、

 小池滋・石塚裕子訳
 『ディケンズ短篇集』(岩波文庫、昭和61年4月)

に「信号手」として訳出されているようです。

感想は『二都物語』より
遥かに短い作品だったからか、

作品の展開の巧みさ、
文章のうまさをよく感じることができました。

「信号手」では、当時の
イギリスの電車の信号手の様子を知ることができました。

電車はそれほど興味がなかったのですが、

後半の「裁判の幽霊」のお話しでは、
イギリスの裁判における陪審員の様子が、
詳しく描写されていて、

とても興味深く読み進めることができました。

ディケンズさん、
今回はその力量を確信できました。
それが何よりの収穫です。


※計14冊 115,569語。


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