Penguin Readers の Level2の15冊目は、
イギリスの小説家
ジェーン・オースティン(1775.12-1817.7)の
小説『説得』を読みました。
41歳で亡くなったオースティンの遺作であり、
没後間もなくの1817年12月に、
処女作でありながら出版されて来なかった
小説『ノーサンガー・アビー』と合本で出版されました。
Jane Austen
Persuasion
Retold by Derek Strange
(Penguin Readers Level2)
This adaptation first published by Penguin Books Ltd 1991
This edition first published 2008
6,575語
『ノーサンガー・アビー』に続いて、
これが2冊目のオースティンになります。
1週間ほどで、あっさりと読み通すことができました。
『ノーサンガー・アビー』は、
マクミラン・リーダーズのレベル2であら筋を読んだ時には、
何でもない恋愛小説のどこが良いのかピンと来なかったのですが、
最近、中野康司訳(ちくま文庫)で全編を読んでみて、
オースティン独特の軽さのある恋愛小説に開眼したところです。
オースティンはあら筋だけでは良さがわかりにくいようです。
今回の『説得』も、
やさしい英語であら筋を読んだだけでは、
遺作だけあってそれなりに作り込まれているものの、
オーソドックスな恋愛小説の一つに思えました。
でもこれであら筋は押さえられましたので、
続いて全訳に取りかかろうと、
中野康司(なかのこうじ)訳を手に入れてあります。
ジェイン・オースティン著
中野康司訳
『説得』
(ちくま文庫、平成20年11月)
こちらもまた、意外に面白い!
と思いなおせると良いです。
※通算61冊目。計490,233語。
※Wikipedia の「ジェーン・オースティン」「説得(小説)」を参照。
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