2014年4月3日木曜日

【読了】ディケンズ著(中川敏訳)『クリスマス・キャロル』〔集英社文庫〕

イギリスの作家
チャールズ・ディケンズ(1812.2-1870.6)の
小説『クリスマス・キャロル』を読みました。

ディケンズ31歳の時(1843.12)に出版された作品です。

少し時期を外れるようですが、
実際はクリスマスの後から、少しずつ読み進めていました。


チャールズ・ディケンズ著
中川敏(なかがわさとし)訳
『クリスマス・キャロル』
(集英社文庫、平成3年11月。改訂、平成18年11月)
 ※初出は『愛蔵版 世界文学全集15』集英社、昭和50年10月。

1年ちょっと前(2013年1月)に、
木村由利子氏の編訳で読んでから、
次は完訳でと思い、

いくつか手に取った後で落ち着いたのは、
中川敏(なかがわさとし)氏の翻訳でした。

正直なところ、
少し古い英語の言い回しは、
日本語に直すとどうしても違和感が残るのですが、

完訳で、
どこも良くわかるように訳しながら、
現代の日本語としての流れを切らない、
スピード感のある訳文になっていて読みやすかったです。


手に入れた翻訳は以下のとおりです。

村山英太郎(むらやまえいたろう)訳
『クリスマス・キャロル』
(岩波少年文庫、昭和25年12月。改版、昭和42年12月)

村岡花子(むらおかはなこ)訳
『クリスマス・カロル』
(新潮文庫、昭和27年11月。改版、昭和63年7月)

村岡花子訳(村岡美枝・村岡恵理改訂)
『クリスマス・キャロル』
(新潮文庫、平成23年11月)

夏目道子(なつめみちこ)訳
『クリスマス・キャロル』
(フォア文庫、平成3年11月)

小池滋(こいけしげる)訳
「クリスマス・キャロル」
(小池滋・松村昌家訳『クリスマス・ブックス』ちくま文庫、平成3年11月所収)

伊藤廣里(いとうひろさと)訳
『クリスマス・キャロル』
(近代文芸社、平成8年12月)


脇明子(わきあきこ)訳
『クリスマス・キャロル』
(岩波少年文庫、平成13年12月)

池央耿(いけひろあき)訳
『クリスマス・キャロル』
(光文社古典新訳文庫、平成18年11月)


木村由利子(きむらゆりこ)訳
『クリスマス・キャロル』
(集英社みらい文庫、平成23年1月)


このうち一番読みやすいのは、
木村由利子氏の翻訳ですが、
子供向けに難しい表現を多少簡単にしています。

まだ読んでいなくて気になっているのは
脇明子氏の翻訳です。

少し時間を置いてから、また読んでみようと思っています。

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