ヒュー・ロフティング(1886.1-1947.9)の
ドリトル先生シリーズ第1作、
『ドリトル先生アフリカへ行く』を読みました。
ロフティング34歳の時(1920)に出版された作品です。
ヒュー・ロフティング著
河合祥一郎訳
『新訳 ドリトル先生アフリカへ行く』
(角川つばさ文庫、平成23年5月)
井伏鱒二(いぶせますじ)氏の翻訳で有名な
ドリトル先生のシリーズは、
小学生の時に読む機会がなかったからか、
気になりつつも読まないまま今に至りました。
井伏鱒二訳
『ドリトル先生アフリカゆき』
(岩波文庫、改版、昭和36年9月。新版、平成12年6月)
数年前から、
河合祥一郎(かわいしょういちろう)氏による新訳が
角川つばさ文庫から出はじめて、
気になっておりました。
先日、河合氏の訳で、
『ロミオとジュリエット』を読んだばかりですので、
その勢いに乗って、
ドリトル先生シリーズの最初の1冊を読んでみることにしました。
実際に読んでみると、
穏やかでほのぼのとした雰囲気のドリトル先生が、
さまざまな動物たちとおしゃべりしながら、
さまざまな問題を解決していくといった感じのお話で、
それなりに楽しく読み進めることができました。
寝る前に、
父親が子供さんに向けて話すお話、
といった趣きでしょうか。
おそらく小中学生くらいの時に読んでいたら、
もっと本格的にはまっていたと思いますが、
今読んでもそれなりに楽しめますので、
1冊ずつ読み進めてみようと思います。
なおドリトル先生シリーズの手引として、
おもしろそうな1冊を発見。
南條竹則(なんじょうたけのり)著
『ドリトル先生の英国』
(文集新書、平成12年10月)
※同書を大幅に増補改訂した
『ドリトル先生の世界』
(国書刊行会、平成23年9月)も出版されている。
まだ手元に届いていないので、
読んだらまた報告します。
※Wikipediaの「ヒュー・ロフティング」「ドリトル先生シリーズ」「ドリトル先生アフリカゆき」「河合祥一郎」の各項目を参照。
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