2011年4月3日日曜日
マザーテレサ『日々のことば』4月より
ジャヤ・チャリハ&エドワード・レ・ジョリー編、いなます みかこ訳
『マザー・テレサ 日々のことば』
(女子パウロ会、2009年11月。初出は2000年6月)より。
◆4月3日
「わたしたちのしていることは、
大河の一滴に過ぎないと感じています。
けれど、もしその一滴がなければ、
海はその一滴分、確かに少ないということです。
わたしたちは数や量では考えません。
いつもそのとき、たったひとりの人を愛しているのです。
どんなときでも、いつも、
ひとりのその人に集中してお世話をしているのです。」111
※こんなことをしていて何になるのだろう、
と思うことは誰でもあるでしょう。
でも目の前にある仕事を
着実にこなせるかどうかが、
大切なんだと思って、
歩み出せるかどうか。
自分のようなものが、
仕事をさせていただいている、
という心持ちを持って、
歩き出す勇気が必要なんだと思います。
◆4月13日
「神の優しさの、生きている表現でありなさい。
あなたのまなざしに神の優しさが、
あなたの表情に神の優しさが、
あなたのほほえみに神の優しさが、
あなたの暖かいあいさつに、神の優しさが表れますように。
わたしたちは皆、ほんの少しお役に立ち、
そして、過ぎていく神の道具なのです。
思いやりの行為の表れ方は、
その行為そのものと同じように大切なことだと、
わたしは信じています。」122
※神さまという存在が
身近にあると、
神さまのあり方にわが身を近づけることによって、
自分の身を律することができるので、
その点はいいな、と思います。
より高いところにあるやさしさを、
より高貴なほほえみを、
より暖かいあいさつを、
今の自分がふつうにできることを、
あとほんの少し上のところに持っていく努力は、
忘れないようにしたいです。
つねに自分に磨きをかける努力は
忘れないようにしたいです。
◆4月15日
「たとえわたしの口が閉じていても、
わたしは目で三十分の間、
あなたに語りかけることができるでしょう。
あなたの目を見るだけで、
あなたの心が平安かどうか、見分けることができます。
わたしたちは喜び輝いている人々を見ます。
そしてその目の中に、
純粋さを見ることができるでしょう。
もし、わたしたちの心に静けさがほしいのなら、
まなざしに静けさを保つことです。
あなたの両方の目で、もっとよく祈れるようになりましょう。」124
※目で、語ること。
目が人を語る。
これは本当だと思います。
私はとてもとても、
まだまだそんな眼力はありません。
しかし本当にすぐれた人のまなざしに
すごい力があることはよくわかります。
心身に少しずつ磨きをかけて、
自分もいい目をした大人になれるように
心がけていきます。
◆4月22日
「お互いのつきあいは、誠実であるようにしましょう。
そして、
ありのままの自分たち自身を受け入れる勇気を持ちましょう。
お互いの失敗に驚いたり、
こだわったりしないようにしましょう。
むしろ、お互いのよい面を発見しましょう。
わたしたち一人ひとりは、
神の似姿として創られているのですから。」132
※まず誠実であること。
相手の良い面を
受け入れることは誰にでもできることでしょう。
でも相手の悪い面をを、
そのまま受け入れることはなかなかできません。
お互いに長所も欠点もある人間として、
お互いに認め合うことができるといいな。
どちらかと言えば、
短所はわかった上で、口に出さず、
長所をよく伸ばしていけたなら、
短所もしだいに薄まって来るようです。
◆4月29日
「簡単なほほえみで、
どれほどすばらしいことができるのか、
わたしたちは、
まったくわかっていないと言えるほどです。」139
※ほほえむことは、大切です。
とても大切です。
もし微笑むことができなくなっていたなら、
それは心が元気を失いかけている証拠なので、
ほうっておかないで、
しっかり治療するべきです。
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