光文社古典新訳文庫には、
他にもいくつか面白かった本があるので、
紹介していきます。
フランシス・ホジソン・バーネット著、土屋京子 訳
『秘密の花園』(光文社古典新訳文庫、平成19年5月)
バーネットは、
1849年にイギリスで生まれ、
アメリカで活躍した小説家です。
『小公子』(1886)
『小公女』(1905)
『秘密の花園』(1909)
がよく知られていますが、
私はこれまで読んだことがなかったので、
新鮮な感動とともに読み終えることができました。
傷つき、ひねくれ、
後ろ向きに考える習慣が染みついた状態から、
人はどのように復活しうるのか、
土とのふれあい、
植物、動物とのふれあいから、
人の心がどのように癒され、
明るく前向きな生き方を取り戻しうるのか、
自然の描写もたいへん美しく、
とても感動させられました。
邦訳は、他に入りやすいものを探してみると、
瀧口直太郎 訳(新潮文庫、昭和29年1月)
茅野美ど里 訳(偕成社文庫、平成元年10月。上下2冊)
猪熊葉子 訳(福音館文庫、平成15年6月。初出は昭和54年10月)
山内玲子 訳(岩波少年文庫、平成17年3月。上下2冊)
などがあるので、また機会があれば、
読みなおしてみたいと思います。
いずれ英語の原文でも楽しみたい、と思っています。
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