やさしい英語の本、
MMRのシリーズ、
2冊目はこれを読みました。
Thomas Hardy
The Trumpet-Major
Retold by John Escott
(Macmillan Readers Beginner Level)
1999年刊(9,412語 YL1.6)
邦訳はないものと思っていたのですが、
あとで調べてみると、入手困難ですが、
トーマス・ハーディ著、藤井繁・川島光子訳、
『らっぱ隊長
― ジョン・ラブデイ、ナポレオン戦争の一将兵と弟のロバート、商船一等航海士』
(千城、昭和54年10月。496頁)
というものがありました。
さらに現在、全16巻(19冊)からなる
トーマス・ハーディ全集(大阪教育図書)が企画されていて、
『らっぱ隊長』の新訳(玉井章さん)が2012年秋に配本予定となっています。
「イギリスの国民的大小説家・大詩人」と銘打たれていて、
イギリス文学を専門にされている方にとっては周知の作家であるようです。
こういう事実を知ると、
また別に興味がわいてくるものですが、
正直に告白すれば、
やさしく書き直してあるからかもしれませんが、
イギリス版の昼ドラを見ているようで、
作品の内容そのものよりは、そこに描かれている
19世紀初めのイギリス社会の雰囲気が興味深かったです。
はじめに著者の小伝と作品のあらすじもまとめてあり、
読みやすい1冊でした。
ちなみにハーディは、
1849年6月20日に生まれ、1928年1月11日に亡くなったそうです。
※YL(読みやすさレベル)については、
古川昭夫 編『めざせ!100万語 読書記録手帳』
(第6版、2010年4月)を参照しました。
※計2冊 18,102語。
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